真夜中のウォーキング

イメージ 1 とある夜の出来事

ふと目が覚めると、いつもと違う景色。
しばし思考が固まる。
そして「プシュー」とドアの閉まる音。
気付いたのは能登川駅
もう彦根駅まで止まらない。
電車は時刻通りに運行している。
現在の時間を確認。
・・・。
能登川から彦根までの13分間がひどく長く感じられた。
分かってはいるのだ、奇跡などそう簡単におこryu

そのとき、車窓から見えたのは下りの最終列車「普通京都行」であった・・・。


というわけで、壮大に寝過ごし。
能登川駅で降りていれば、まだ下りの最終に間に合ったのですが・・・。

彦根駅で降りて、しばし放心状態。
そして、無い頭で思考フル回転。

彦根野洲までJR換算でも32km。
選択肢として、タクシー、ホテル・・・。
タクシーは後で計算してみたのですが、
深夜料金適用で14000~15000円位。
まぁ、普通はホテルに泊まって始発かなと。

しかし、私はこのとき「徒歩」という選択肢を選んでしまった。
以前、神奈川で寝過ごしたときは土地勘の無い15kmを歩いた。
彦根野洲間は微妙に土地勘もある。
ルートはだいたい分かる!
いけるッ!!!
と、私のゴーストがささやくのです。
・・・。

さぁ、真夜中のウォーキングの始まりです。
ちなみに南彦根にあるスーパーホテルを見たときは、
思わず中に入ってしまったのですが、その日に限って満室・・・。
私の決意をさらにゆるぎないものにするのでした。
(もうね、頭のネジが外れてます、この人)

河瀬付近から国道8号線
しばし歩いて吉野屋で晩飯。
無常に広がる夜の景色に、途中途中にあるコンビニの明かりは、
少し気持ちをほっとさせるのです。

近江八幡付近までひたすら8号線。
夜中も稼動している工場、そして走りぬけるトラック・・・みんなたいへんだ。

精神的にきつかったのは安土付近で8号線と新幹線が併走しているところ。
まっすぐ伸びている高架がすごく圧迫して見えるのです。

近江八幡付近から8号線に飽きて、近江八幡市街地へ。
住宅街を歩き、近江鉄道を横切って・・・。

篠原駅に着いたのは4時半頃。
時刻表の始発は5時半。
野洲まで1時間もあればたどりつけるだろうと思ったのですが・・・。
なんということでしょう!
野洲車両基地付近で始発に抜かされるというオチが・・・。

普段歩いてないため、近江八幡付近から足が棒状態。
その影響によるペースダウンが響いたのかもしれません。

彦根駅を出たのが23時15分頃、
野洲駅に着いたのが5時45分頃。
歩いた時間は約6時間半(390分)、約35km、時速5km。
JRだと約30分(1/13)、新幹線だと時速270kmで約7分(1/55)

鉄道がいかに早いか良く分かります。
時は金なり。

みなさんも寝過ごしや、夜中の歩行には注意してくださいね♪