バラしてみました その2 「pentiumⅡ」

イメージ 1  バラしたといっても、ガワを外しただけですけど・・・。
当時、黒いカバーで覆われたカートリッジは、まさしくブラックボックスを連想するものでした。CPUの横にあるチップは2次キャッシュで、当時は外部化されていたんですねぇ。CPUの外見はなんだか、初期pentium4(socket423)みたいです。
 このカートリッジ状CPUは一番取り付けやすいCPUだったのではないでしょうか、ピンの曲がりや折れも心配しなくてもいいし。この後、intelAMDもコア剥き出し(FC-PGA,soketA全般)へとなっていきます。CPUクーラー取り付けるときにすっごい緊張した覚えがあります...。当時は、ヒートシンクの取付け金具がめちゃくちゃ固く、たいがいマイナスドライバーを用いて(てこの原理)取り付けてたのです。

以下、回想・・・

 コアに均等に荷重が加わるように片手はヒートシンクを抑えつつ、もう一方はドライバーで金具をぐぐっと押さえ込んでいきます、

このとき...、「ツルッ」

「あ~っ、すべった~~!!」

抑えを失った金具は「ビヨーン」と元の形へと戻っていきます。そして、抵抗のなくなったドライバーの先端は容赦なく、”新品”のマザーボードへと突進していきます。もう、自分の手がまるで自分の手ではないような、行き場を失った力の奔流はもう止めることは出来ないのです。そして、

「ガツッ」  「・・・・・・。」

以上、回想終了・・・
 こういう時って、事が済んでから時が止まったかのような感じになるんですよね。幸い配線のない所をけずっただけで済んだのですが、すっごい冷や汗かいたのを覚えています。