古いPCのベンチマークを楽しもう! PentiumⅢ 1GHz VS PentiumⅢ XEON 1GHz

今となっては、1つのCPUが複数のコアを持っているのは当たり前の時代ですが、
その昔、物理的にCPUを2つ乗せることの出来るシステムが自作で流行った時代があります。
2000年前後の、Slot1やSocket370の時代です。

その時分はまだ学生であり、とても手の出せるしろものではなく憧れの存在でした。

当時の部品関係は今でもネットオークション等で手に入りますが、
捨て値で売られている場合や、それなりのお値段でやりとりされているものもあります。

それでは今回ベンチマークを行うPCの構成を記します。
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①Dual PentiumⅢ(Socket370)
CPU PentiumⅢ 1GHz(Coppermine FC-PGA FSB133x7.5 L2 256KB SL4MF)

MB  ASUS CUV4X-D Rev1.03※2000年12月(マニュアルより)
       VIA Apollo Pro/133A

MEM PC133 512MB x 2
VGA AGP Matrox Millennium 32MB
HDD IBM-DTLA-307075

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マニュアルを見ると、メモリはなんと4GBまで対応。
レジスタードメモリも認識する模様・・・。

当時想定価格 約30万
CPU 5万×2(2001.1)
MB 2.2万(2001.1)
MEM 6万x2(2001.1)※半年後には7000円/枚くらいになっています・・・。
VGA 1.8万(2001.1)
HDD 3.3万(2001.2)
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②Dual PetiumⅢ Xeon(Slot2)
CPU PentiumXeon 1GHz(Cascades SC330 FSB133x7.5 L2 256KB SL4HF)

MB  NEC G7DGH(Express5800/56Wc)※1999年10月
       ServerWorks Serverset III-HE

MEM PC133 ECC REG 512MB x 4
VGA AGP Matrox Millennium 32MB
HDD IBM-DTLA-307075(IDE-SCSI変換にて、SCSI(68)に接続)

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NECワークステーションからの取り外し品。
マザーボードのサイズはE-ATX(305mm×330mm)
ドライブ用のコネクタはFDDx1、IDEx1、SCSI(68)x1、SCSI(50)x1となっている。
付属の電源の形状が大きく、通常のATXケースからはみ出ています。
BIOS上では800MHzと表示されますが、OS上からは1GHzとして認識されています。

当時の想定価格 約70万 NECのページを参考にすると、セットで当時約200万くらい?
CPU 15万×2(仮)
MB 10万(2000.10 intel STB2を参考)
MEM 6万x4(仮)
VGA 1.8万(2001.1)
HDD 3.3万(2001.2)
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さて、ベンチマークに使用したソフトは
CrystalMark 2004R3 [0.9.126.452]」
結論から言うと、ほぼ同じ結果です。
左が①のPentiumⅢ 1GHz×2、右が②PentiumXeon 1GHz×2

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まぁ、特にオチがあるわけではないのですが、
昔のハードディスクの「ガリガリ」というアクセス音聞いていると、
パソコンが動いているという実感が沸きますね。