【ジャンクを楽しむ】Socket A MSI K7MG Pro 補修

ヤフオクで入手したsocket Aの古いジャンクマザーボード
MSI K7MG pro
乗っていたCPUはAthlon1300、コア欠けまくり・・・。

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SDRAMDDRが排他利用できる変わったマザーボードです。
メモリの規格が変わる過渡期は、たまにこーいったものが出てましたよね。
(SIMM-SDRAMDDR-DDR2など・・・)

で、入手して見てびっくり!
コンデンサのふくらみや液漏れはまぁ、よくある話ですが、
なんとパワーMOSFETが1つずり落ちているではありませんか!!

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元からこうだったのか、はんだが溶けてずれるぐらい発熱するような負荷があったのか?

うーん、なんともおぞましいですが、恐る恐る電源ピンをショートさせると・・・。
あら不思議、普通にPOST画面を拝むことができました。

さてさて、補修作業を行うにあたって、コンデンサの交換はまだ容易ですが、
MOSFETのズレをどうするか・・・。

ネットを見ると、パワーMOSFETをはんだごてで付け替えているつわものもいるようです。
が、私にはそんな技術がありません。

そこで、思い切ってラジオペンチでつかんでねじってみると・・・
基板上の放熱板をえぐりはしましたが、なんとかはがすことができました。
MOSFETの裏面はやすりで平坦にし、ちっこいヒートシンクを取付。

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コンデンサは故障マザーボードからの取外し品と、千石電商から購入品を使用。
固体電解コンデンサが増えている今、まだPC用の超低インピーダンス品が売っていることに感謝。

正直なところ、部品代だけで、落札金額をゆうに上回っています。
コンデンサ代だけで1000円以上はいきます・・・。
そのお金で動作品を落とした方が楽なのは言うまでもありません。

大型のコンデンサ以外(対応容量が見つからなかった)は、ほぼほぼ交換を終え、
CPU、メモリ、グラボを装着し、いざ電源ON!

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サンダーバード時代のAthlonのCPUファンの高回転のうるささとともに、
POST画面が表示されました。

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あぁ、面白いねパソコン。